**映画

2017年7月 9日 (日)

7月9日(日)名画をみる会『シコふんじゃった。』

◇218回 名画をみる会『シコふんじゃった。』(1992年。大映)

監督・脚本:周防正行
出演:本木雅弘、竹中直人、柄本明、清水美砂、田口浩正ほか
日時:7月9日(日)2:00~4:00pm

 ひょんなことから、廃部寸前の弱小相撲部に入る羽目になった大学生の奮闘を描いたコメディ。
 教立大学4年の秋平は、就職も決まっていたが、卒業に必要な単位をとるために、卒論指導の穴山教授に頼み込む。穴山は、引き換えに、相撲部の試合に出るという条件を出す。女性マネジャーの頼みもあって、人数集めから始めるが、惨敗。「次は勝つ」と宣言してしまった手前……。
 ブルーリボン賞、日本アカデミー最優秀賞(作品、監督、主演男優など)をはじめ、数々の賞を獲得している。
☆次回は8月4日(金)、アメリカ映画『真実の瞬間(とき)』です。

2017年6月 4日 (日)

6月4日(日)名画をみる会『戦場のピアニスト』

◇217回 名画をみる会『戦場のピアニスト』(2002年、ポーランド、仏、英、独、蘭合作)

監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロナルド・ハーウッド
撮影:パヴェル・エデルマン
出演:エイドリアン・ブロディ
日時:6月4日(日)2:00~5:00pm

 ポーランドのピアニストで作曲家のウワディスワフ・シュピルマンの回想録を映画化。
 ナチス・ドイツが侵攻したポーランド。ユダヤ人のシュピルマン(ブロディ)は、さまざまな迫害にあいながら、ナチスの追跡を逃れ、奇跡的に生き延びる。終局に近く、ドイツ将校が彼に食料、衣服を与える場面、戦火を逃れ、隠れ家でドイツ将校の前でのピアノ演奏は、感動を呼ぶ。
戦争が終わり、連合軍の捕虜となった将校は、ピアニストとして活躍するシュピルマンを探そうとするが、かなわず。
戦争の悲惨さ、空しさが心にジンと来る。

☆次回は7月9日(日)、周防正行監督、本木雅弘主演の『シコふんじゃった』です。

2017年5月 5日 (金)

5月5日(金・祝)216回 名画をみる会『父と暮せば』

◇216回 名画をみる会『父と暮せば』
(2004年、パル企画)

監督・脚本:黒木和雄
脚本:池田真也、音楽:松村禎三
出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信
日時:5月5日(金・祝)2:00~5:00pm

 原爆が投下されて3年後の広島が舞台である。父を目の前で失った娘は、自分だけが生き残ったことに負い目を感じている。そんな彼女の前に父の幽霊が現れる。恋することも躊躇する娘に、素直になるようにと説得する。
原田芳雄の父親と宮沢りえのセリフのやりとりが、弱者に厳しい戦争の現実を伝えて、胸に迫ってくる。

☆次回は6月4日(日)、ロマン・ポランスキー監督、エイドリアン・ブロディ主演の『戦場のピア ニスト』です。

2017年3月31日 (金)

3月31日(金)名画を見る会『ゴッドファーザー』

◇214回名画を見る会『ゴッドファーザー』(1972年、アメリカ)

監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
脚色:コッポラ他
音楽:ニーノ・ロータ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームス・カーン他
日時:3月31日(金)1:40~5:00pm

 アメリカマフィアの世界を描いた大河ロマン。マリオ・プーゾの小説を原作に、コッポラ監督が血と暴力と親子の愛、友情などを描いた名編で、出世作となった。
 アカデミー賞3部門(作品、主演男優、脚色)を受賞した。主演のブランドは、映画界に蔓延する人種差別を非難して受賞を拒否した。このあと、『ゴッドファーザー PARTⅡ』(1974年、アカデミー賞6部門受賞)、「PARTⅢ」(1990)が製作され、大好評になった。
 ニーノ・ロータ作曲の「愛のテーマ」は世界的に大ヒットした。この三部作、特に「PARTⅡ」は、日本の映画界の専門家からも、心に残る作品と称されている。
☆次回は、4月7日(金)『舞踏会の手帖』(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督)です。

2017年2月26日 (日)

2月26日(日)名画をみる会『雲流るる果てに』

◇213回 名画をみる会『雲流るる果てに』(1953年、重宗プロ=新世紀映画)

監督:家城巳代治 
脚本:家城巳代治・八木保太郎
音楽:芥川也寸志
出演:鶴田浩二、木村功、高原駿雄、岡田英次、山岡久乃、山田五十鈴
日時:2月26日(日)2:00~4:30 pm

原作は、海軍飛行専修予備学生として出陣して亡くなった青年たちの遺稿集である。レッドパージにより松竹を追放された家城巳代治監督の復帰第一作。
1945年、本土南端にある特別攻撃隊基地では命を棄てる覚悟をした若者たちが、今生の思い出となるべき日々を過ごしていた。勇ましく死を覚悟しながら、世に残す者たちに対する愛着や未練が彼らを包み込んでしまう。やがて仲間がひとりひとり大空へ向かって飛び立っていく。
家城監督は、最後まで戦争で死ぬことの意味を求めて悩んでいた若者の姿を見事にとらえている。
ぜひ観ていただきたい作品です。
☆次回は、3月31日(金)、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』です。

2017年1月22日 (日)

1月22日(日)名画をみる会『ブルックリン横丁』

◇212回 名画をみる会『ブルックリン横丁』
(1945年、アメリカ・フォックス、129分)

監督:エリア・カザン
原作:べティ・スミス
出演:ドロシー・マクガイヤ、ジェームス・ダン、ペギー・アン・ガーナ―
日時:1月22日(日)2:00pm

『エデンの東』『波止場』のエリア・カザン監督のハリウッド第一作。マーロン・ブランド、ジェームス・ディーンの育ての親。生まれはオスマン帝国時のイスタンブールで、ギリシャ人の家庭で生まれた。ギリシャ・オスマン戦争で、4歳時にアメリカへ移住。
 物語は、ニューヨークの貧しいブルックリン地区のアパートに住むノーラン一家を描く。酒好きの人のいい父親。娘や息子は、口うるさい母親より父親が好きだ。父の病死、母の再婚、一家にはあわただしい日々が続く。
☆次回(213回)は、2月26日(日)、家城巳代治監督の『雲流るる果てに』です。

2016年12月18日 (日)

12月18日(日)名画をみる会『浮草』

◇211回名画をみる会『浮草』 (1959年、大映京都)

監督:小津安二郎
脚本:野田高悟、小津安二郎
撮影:宮川一夫 音楽:斎藤高順
出演・中村鴈治郎、京マチ子、杉村春子、若尾文子、川口浩、笠智衆、野添ひとみ
日時:12月18日(日)2:00pm

 小津安二郎監督が、1934年に撮った『浮草物語』をリメイクしたもので、松竹ではなく大映で製作した。
旅一座の座長が、昔の女と息子のいる田舎町まで巡業に出かけたところから始まる人情劇。小津監督としては、撮影を宮川一夫が担当するのも大いに異色で、そのせいか、従来の小津作品に顕著な淡々とした味わいとは微妙に違い、どこか熱く、情念をつのらせる仕上がりになっているのも、ユニークである。中村鴈治郎、杉村春子、京マチ子の演技が秀逸。
☆次回は、1月22日(日)、エリア・カザン監督のアメリカ映画『ブルックリン横丁』です。

2016年11月26日 (土)

11月26日(土)名画をみる会『戦場にかける橋』

◇210回名画をみる会『戦場にかける橋』 (1957年、英)
   
監督:デヴィッド・リーン
脚本:ピエール・プール
音楽:マルコム・アーノルド
出演・ウイリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲、ジャック・ホーキンス
日時:11月26日(土)2:00pm

 太平洋戦争中に、ビルマとタイ国境にあるクワイ河で架橋工事を進める日本軍の捕虜収容所長、早川雪洲は、英軍捕虜を統率するギネスに協力を依頼する。抵抗のあった苦役だが、騎士道精神をもって協力し、敵味方を超えて橋は見事に完成する。だが、脱走した米軍のホールデンが、その直後に爆破してしまう。戦争の虚しさを訴えるリーン監督の演出は見事である。
1957年アカデミー賞の作品、監督、主演男優、
脚色、編集、撮影、作曲の7部門で受賞した。

☆次回は12月18日(日)、小津安二郎監督、中村鴈治郎、京マチ子主演の『浮草』です。

2016年10月 7日 (金)

10月7日(金)名画をみる会『荷車の歌』

◇209回名画をみる会『荷車の歌』
(1959年、日本、全国農村映画協会制作)

監督:山本薩夫  
原作:山代 巴  
音楽:林 光
出演:望月優子、三國連太郎、左幸子、岸輝子
日時:10月7日(金)2:00~5:00 pm

 昨年ビデオの不具合で観られなかった作品の再上映です。山代巴の代表作である同名小説を映画化した作品。
 農村女性の受難の一代記を通し、観る者に希望を与えた本作は、全国の農村婦人からのカンパで製作された。
 明治27年、広島県の山奥の村に、地主の屋敷に女中奉公するセキと郵便配達夫の茂市。やがて二人は結婚し、車問屋になる日を胸に荷車を引いて往復十里の道を町へ通う。
 間に戦争があり、二人の息子は召集され、時代に翻弄されながらも、力強く生きる。
 山本薩夫監督の名作であるが、BSそのほか映画専門テレビでもめったにかからない独立映画製作の作品である。
 主演の望月優子、三國連太郎の迫真の演技をぜひこの機会に、ご覧ください。
 毎日映画コンクール監督賞、音楽賞を受賞。
☆次回は11月26日(土)、デヴィッド・リーン監督の『戦場にかける橋』です。

2016年9月17日 (土)

9月17日(土)名画をみる会『駅馬車』

◇208回名画をみる会『駅馬車』(1939年 アメリカ)

監督:ジョン・フォード
製作:ウォルター・ウェンジャー
原作:アーサー・ヘイコックス
脚本:ダドリー・ニコルズ
出演:ジョン・ウェイン、クレア・トレヴァー、トーマス・ミッチェル、ルイーズ・プラット、ジョン・キャラダイン
日時: 9月17日(土)2:00~4:00pm

 アリゾナからニューメキシコまで走る駅馬車。アル中の医者(ミッチェル)、美しい将校夫人(プラット)、賭博師(キャラダイン)、町を追われたバーの女(トレヴァー)など、さまざまな客が乗っている。騎兵隊に護衛されて荒野を走っているとき、脱獄囚リンゴ・キッド(ウェイン)が乗って来る。駅馬車が砂漠を走るシーン。乗客それぞれのエピソード、待ち構えていたインディアンの襲撃、キッドと無法者との対決。
 ダイナミックなアクションと圧倒的なスピードで、西部劇の概念を確立したといわれる。
 アカデミー音楽賞、助演男優賞(ミッチェル)を獲得。キネマ旬報ベストテン2位。
☆次回は10月7日(金)、山本薩夫監督の『荷車の歌』です。

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