**映画

2018年9月16日 (日)

9月16日(日)名画をみる会『赤線地帯』

◇232回名画をみる会『赤線地帯』 (1956年・大映、94分)

監督:溝口健二
原作:芝木好子/脚本:成沢昌茂
撮影:宮川一夫/音楽:黛敏郎
主演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、進藤英太郎、三益愛子、沢村貞子、浦辺粂子、十朱久雄ほか
日時:9月16日(日)2:00pm

 故・溝口健二監督の最後の作品。
売春禁止法が業者の反対運動で再三流産。その成立直前の状況を背負い、夢の里と呼ぶ売春宿を舞台にして、女たちの生態を描く。
一人息子の教育費を稼ぎながら、裏切られ発狂する者、入所中の父親の保釈金稼ぎに身を売り、小金を貯めて足を洗う者、失業中の夫に代わって働く者、元黒人兵のオンリー。これらの女性を三益愛子、若尾文子、京マチ子、木暮実千代らが演じた。写実に徹した作風で、売春風俗を描きながら、社会問題意識をのぞかせた異色作。
多数のご参加をお待ちします。

*10月は、アメリカ映画『赤い河』(ジョン・ウェイン主演)の予定です。

2018年8月17日 (金)

8月17日(金)名画をみる会 『さよなら子供たち』

◇231回 名画をみる会 『さよなら子供たち』 (1987年、フランス・西ドイツ制作)

脚本・監督・制作:ルイ・マル
出演:ガスパール・マネッス/ラファエル・フェジョー、イレーヌ・ジャコフ/フランソワ・ネグレ
日時:8月17日(金)2:00~5:00pm

この映画は、『死刑台のエレベーター』『地下鉄のザジ』など、フランスを代表するルイ・マル監督の個人的な体験を綴った実話である。監督が40年の歳月を経て、ようやく映画化することができた。
1944年1月の朝、少年たちにとって生涯忘れることのできない出来事が起こった。2人の少年の友情と子供たちを守ろうとした先生たちを描いた名作。1987年ヴェネチア映画祭金獅子賞、セザール賞7部門を受賞した感動の秀作をお見逃しなく。

☆次回は、9月16日(日)『赤線地帯』です。

2018年7月16日 (月)

7月16日(月・祝)名画をみる会 『にあんちゃん』 

◇230回 名画をみる会 『にあんちゃん』 (1959年・昭和34年、日活、101分)

監督:今村昌平 原作:安本末子
脚本:池田一朗、今村昌平
音楽:黛 敏郎
出演:長門裕之、吉行和子、松尾嘉代、北林谷栄、小沢昭一  
日時:7月16日(月・祝)

昭和史の一頁に暗い影を落とした炭鉱閉鎖。その波をまともにかぶった一家の物語である。
北九州のある炭鉱で父が死亡し、残された四人の兄妹たちの苦労が始まる。父の後を継ぎ鉱夫になった長男はストライキに巻き込まれ、パチンコ屋などで働くようになり、次男は東京に職探しに行くが、未成年のため送り返される。
実在の少女の日記が原作であり、人々の生活描写を描いた演出も素晴らしい。

*次回(231回)は8月17日(金)、仏伊合作『さよなら子供たち』(ルイ・マル監督)です。

2018年6月 3日 (日)

6月3日(日)名画をみる会 『ニュー・シネマ・パラダイス』(

◇229回名画をみる会 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年・イタリア、フランス、124分)

監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、レオポルド・トリエステ、サルヴァトーレ・カシオ(子役)他
日時:6月3日(日)2:00~5:00pm

 戦後間もないシチリアの小さな村。唯一の娯楽は、パラダイス座で上映される映画だった。主人公のサルヴァトーレ少年(トト)は、親の目を盗んで映画館に通い詰める。心を魅了したのは、映写室と映写技師のアルフレードだった。
 トトは映写室に入り込み、教会の司祭が検閲してカットされるフィルムの断片を宝物にしていた。
 ある日、上映中のフィルムに火がつき、パラダイス座は燃え、トトの努力でアルフレードは一命を取り留めるが失明する。映画館は再建され、トトが新しい映写技師となった。
 ローマで映画監督として成功したサルヴァトーレは、アルフレードが亡くなった知らせを受け、30年ぶりに故郷に帰る。形見のフィルム缶を見ると、司祭の検閲でカットされた数々のキスシーンをつないだものだった。
 1989年度カンヌ映画祭の審査員特別大賞を獲得した。
*次回は、7月16日(月・祝)、今村昌平監督の『にあんちゃん』です。

2018年5月 6日 (日)

5月6日(日)名画をみる会『暗殺』

◇228回名画をみる会『暗殺』 (1964〈昭和39〉年、松竹、104分)

監督:篠田正浩
共演:丹波哲郎、岩下志麻、木村功
日時:5月6日(日)2:00pm

司馬遼太郎の短編小説『奇妙なり八郎』を篠田正浩が映画化。幕末の動乱時代を舞台に、苛烈な政治抗争の中に身を置き、後ろ盾となる藩も持たず、京の都で謀略の限りを尽くした風雲児・清河八郎(丹波哲郎)の半生を扱っている。
*次回は6月3日(日)、『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年)です。

2018年4月 6日 (金)

4月6日(金)名画をみる会『赤と黒』

◇227回名画をみる会『赤と黒』(1954年、フランス。186分)

監督:クロード・オータン=ララ
脚色:ジャン・オーランシュ、ピエール・ポスト
音楽:ルネ・クロエレック
出演:ジェラール・フィリップ、ダニエル・ダリュー、アントネラ・ルアルディ、アンドレ・ブリュノほか
日時:4月6日(金)1:30~5:00pm(長時間のため、30分早く開始します)

 スタンダールの小説『赤と黒』の映画化。学問に秀でた大工の息子ジュリアン(フィリップ)。彼は、町長の家の家庭教師になり、夫人(ダリュー)に道ならぬ恋をした。野心家の彼は、神学校に入り、侯爵の秘書になり、さらにはその令嬢を誘惑、結婚で野心の達成を企むが、そのすべてを町長夫人に無にされる。
 ジェラール・フィリップとダニエル・ダリューという、当時最高の美男美女のコンビもよく、不倫の恋がなんとも甘美な陶酔の中に描かれている。フィリップは1959年に36歳の若さで急死したが、繊細な青年役が永遠のスターの評価を確かにした。

2018年3月 4日 (日)

3月4日(日)名画をみる会『蟹工船』

◇226回 名画をみる会『蟹工船』(1953年 北星配給)

原作:小林多喜二
監督・脚色:山村聡
撮影監督:宮島義勇
音楽:伊福部昭
出演:森雅之、山村聡、日高澄子、森川信、中原 早苗
日時:3月4日(日)2:00~5:00pm

「おい地獄さ行(え)ぐんだで!」というセリフから始まる小説『蟹工船』。戦前のプロレタリア文学の偉大な作家として、壮絶な一生を送った小林多喜二の代表作を、俳優から転出の山村聡が監督した。
船上で蟹漁や缶詰加工をする過酷な環境で酷使される労働者。この船に乗り込むさまざまな人間の哀れな、しかし生き生きとした人間性の追求をしながら、わが国の最初の海洋物として映画化された野心的問題作である。
☆次回は、4月6日(金)、フランス映画『赤と黒』です。

2018年2月 2日 (金)

2月2日(金) 名画をみる会 『サウンド・オブ・ミュージック』

◇225回 名画をみる会 『サウンド・オブ・ミュージック』
(1965年・アメリカ、174分)

監督:ロバート・ワイズ
脚本:アーネスト・レーマン
原作:ハワード・リンゼイ、ラッセル・クローズ
音楽:リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世、アーウィン・コスタル
出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー他
日時:2月2日(金)1:30~5:00pm(長時間のため、30分早く開始します)

1930年代、第二次世界大戦前夜のオーストリアのザルツブルグ。退役した海軍のトラップ大佐は、妻亡きあと、七人の子どもたちの家庭教師を探していた。修道女見習いのマリアが、院長のすすめでやってくる。マリアは、快活な子どもたちと親しくなり、ほとんど歌を知らない子どもたちに、歌の基礎、「ドレミ」から教えてゆく。厳格な大佐も誘われて、昔の歌を歌うようになる。大佐とマリアは、いつしかお互いの気持に気づき、マリアは修道院に戻る。(第一部)
マリアがトラップ邸に戻り、大佐と結婚するが、ナチス・ドイツ軍がオーストリアに進駐し、危険が迫ってくる。大佐にも出頭命令が出て、中立国スイスへ亡命することになる。
実在の一家をモデルにしているが、地元ではヒットしなかった。日本では、「ドレミの歌」をはじめ、数々の歌が有名になり、ヒットした。

2018年1月 7日 (日)

1月7日(日)名画をみる会『戸田家の兄妹』

◇224回 名画をみる会『戸田家の兄妹』(1941〈昭和16〉年、松竹、104分)

監督:小津安二郎
共演:佐分利信、高峰三枝子
日時:1月7日(日)2:00pm

 当主を失ったブルジョア一家に、妻(葛城文子)と未婚の三女、節子(高峰三枝子)が残される。結婚している息子や娘たちに、二人は次々と世話になるが、どこでも厄介者扱いに。仕方なく二人は廃屋同然の鵠沼の別荘に昔からいた女中のきよ(飯田蝶子)と気楽な日々を送る。
 父親の一周忌に、次男の昌二郎(佐分利信)が中国上海から戻ってきた……。
☆次回は、2月、ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演の『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年、アメリカ)です。

2017年12月 1日 (金)

12月1日(金)名画をみる会 『チャップリンの黄金狂時代』

◇223回 名画をみる会 『チャップリンの黄金狂時代』
(1925年・大正14年、アメリカ、72分)

脚本・監督・音楽・主演:チャールズ・チャップリン
共演:ジョージア・ヘイル
日時:12月1日(金)2:00~5:00pm

 チャップリン映画の最高傑作といわれる初の長編作。ゴールドラッシュのアメリカ・アラスカを舞台に、チャップリンの一獲千金の夢と恋。
 レンガを映画でブリック(brick)という。ゴールド・ブリック(金のレンガ)とは、詐欺やペテンを表現する米国英語である。ゴールドラッシュの時代、ニセの金塊を売りつける詐欺が頻発した。
*次回は、小津安二郎監督の『戸田家の兄妹(きょうだい)』(佐分利信、高峰三枝子共演、1941年)です。

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