**映画

2017年9月 1日 (金)

9月1日(金)名画をみる会『飢餓海峡』

◇220回名画をみる会『飢餓海峡』(1965年 東映。183分)

監督:内田吐夢
原作:水上勉
脚本:鈴木尚之 音楽:富田勲
出演:三国連太郎、左幸子、伴淳三郎、高倉健、三井弘次、加藤嘉、沢村貞子ほか
日時:9月1日(金)2:00~5:30pm

 戦後の混乱期に犯した罪を隠して、地元の名士になった男性の物語を軸に、彼の過去を知る売春婦と、彼を執念深く追う刑事の運命を描く。
 1947年秋、北海道の質屋で強盗殺人事件が発生。直後、連絡船が転覆した中から強盗一味の遺体が見つかるが、ただ一人生き残った犯人は、貧しい売春婦に盗んだ金の一部を渡して姿を消す。
 内田吐夢監督がミステリー形式で挑んだ重厚な人間ドラマ。三国連太郎、伴淳三郎、左幸子の熱演が特に光る。
*この作品は、2003年6月の会で上映して大好評を得た作品です。ご要望に応え、再上映することになりました。
*次回は、10月、『雨の朝巴里に死す』(1954年、エリザベス・テイラー主演)です。

2017年8月 5日 (土)

8月5日(土)千葉東葛地域懇─63回例会:名作映画会『ジョン・ラーベ』~南京のシンドラー

◇千葉東葛地域懇─63回例会:名作映画会『ジョン・ラーベ』~南京のシンドラー

南京事件を描いた映画『ジョン・ラーベ』は、日本ではほとんど上映されずにきました。南京事件80周年にあたる今年、例会で上映します。
 今年は、南京事件80周年にあたります。今例会は、「南京の史実を守る映画祭実行委員会」が5年にわたる交渉の末、上映にたどりついた作品を上映します。
 本作品は、日本軍の南京侵攻(1937年12月)と、その中で、ドイツ企業シーメンスの工場長でナチス党員でもあったラーベが命がけの人道支援を行った史実に基づいて描いた超大作で、ドイツ映画祭の4部門、バイエルン映画祭では最優秀主演男優賞、最優秀作品賞を獲得しました。日本からも香川照之ら実力派俳優が出演しています。   
南京事件70周年(2007年)に製作されましたが、日本では長らく上映されなかった映画をこの機会にぜひご覧ください。

日時:8月5日(土)開始3:10pm(上映時間135分)

鑑賞後、柏高島屋屋上「リゾピア」で納涼懇親会をします。

2017年8月 4日 (金)

8月4日(金)名画をみる会『真実の瞬間(とき)』

◇219回名画をみる会『真実の瞬間(とき)』 (1991年、アメリカ)

監督・脚本:アーウィン・ウィンクラー
撮影:ミヒャエル・バルハウス
音楽:ジェームス・ニュートン・ハワード
出演:ロバ―ト・デ・ニーロ、アネット・ベニング、ジョージ・ウェンド、マーチン・スコセッシ
日時:8月4日(金)2:00~5:00pm

1947年から54年まで、アメリカ下院非米活動委員会(HUAC)が行った、ハリウッドの赤狩りを描いた名画である。
家庭を顧みないほど、映画作りに没頭していた男が、ある日突然共産主義者の疑いをかけられ、瀬戸際に立たされる。HUACの「赤狩り」における真の悲劇は、単に権力が市民を弾圧するというだけでなく、仲間を売って「密告」を次々と強要したことにある。
執拗な攻撃に彼はどう立ち向かい、どんな言葉で応戦するのか。一人の人間から財産も、仕事も、友人も奪い取る権力の罪悪を、名プロデューサー のウィンクラー(『ロッキー』などを制作)が初監督して描いた名作である。
この映画は、今の日本の「共謀罪」を考えるとき、時宜を得た作品であり、多くの人に観ていただきたい。
☆次回は9月1日(金) 、内田吐夢監督の『飢餓海峡』です。

2017年7月 9日 (日)

7月9日(日)名画をみる会『シコふんじゃった。』

◇218回 名画をみる会『シコふんじゃった。』(1992年。大映)

監督・脚本:周防正行
出演:本木雅弘、竹中直人、柄本明、清水美砂、田口浩正ほか
日時:7月9日(日)2:00~4:00pm

 ひょんなことから、廃部寸前の弱小相撲部に入る羽目になった大学生の奮闘を描いたコメディ。
 教立大学4年の秋平は、就職も決まっていたが、卒業に必要な単位をとるために、卒論指導の穴山教授に頼み込む。穴山は、引き換えに、相撲部の試合に出るという条件を出す。女性マネジャーの頼みもあって、人数集めから始めるが、惨敗。「次は勝つ」と宣言してしまった手前……。
 ブルーリボン賞、日本アカデミー最優秀賞(作品、監督、主演男優など)をはじめ、数々の賞を獲得している。
☆次回は8月4日(金)、アメリカ映画『真実の瞬間(とき)』です。

2017年6月 4日 (日)

6月4日(日)名画をみる会『戦場のピアニスト』

◇217回 名画をみる会『戦場のピアニスト』(2002年、ポーランド、仏、英、独、蘭合作)

監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロナルド・ハーウッド
撮影:パヴェル・エデルマン
出演:エイドリアン・ブロディ
日時:6月4日(日)2:00~5:00pm

 ポーランドのピアニストで作曲家のウワディスワフ・シュピルマンの回想録を映画化。
 ナチス・ドイツが侵攻したポーランド。ユダヤ人のシュピルマン(ブロディ)は、さまざまな迫害にあいながら、ナチスの追跡を逃れ、奇跡的に生き延びる。終局に近く、ドイツ将校が彼に食料、衣服を与える場面、戦火を逃れ、隠れ家でドイツ将校の前でのピアノ演奏は、感動を呼ぶ。
戦争が終わり、連合軍の捕虜となった将校は、ピアニストとして活躍するシュピルマンを探そうとするが、かなわず。
戦争の悲惨さ、空しさが心にジンと来る。

☆次回は7月9日(日)、周防正行監督、本木雅弘主演の『シコふんじゃった』です。

2017年5月 5日 (金)

5月5日(金・祝)216回 名画をみる会『父と暮せば』

◇216回 名画をみる会『父と暮せば』
(2004年、パル企画)

監督・脚本:黒木和雄
脚本:池田真也、音楽:松村禎三
出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信
日時:5月5日(金・祝)2:00~5:00pm

 原爆が投下されて3年後の広島が舞台である。父を目の前で失った娘は、自分だけが生き残ったことに負い目を感じている。そんな彼女の前に父の幽霊が現れる。恋することも躊躇する娘に、素直になるようにと説得する。
原田芳雄の父親と宮沢りえのセリフのやりとりが、弱者に厳しい戦争の現実を伝えて、胸に迫ってくる。

☆次回は6月4日(日)、ロマン・ポランスキー監督、エイドリアン・ブロディ主演の『戦場のピア ニスト』です。

2017年3月31日 (金)

3月31日(金)名画を見る会『ゴッドファーザー』

◇214回名画を見る会『ゴッドファーザー』(1972年、アメリカ)

監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
脚色:コッポラ他
音楽:ニーノ・ロータ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームス・カーン他
日時:3月31日(金)1:40~5:00pm

 アメリカマフィアの世界を描いた大河ロマン。マリオ・プーゾの小説を原作に、コッポラ監督が血と暴力と親子の愛、友情などを描いた名編で、出世作となった。
 アカデミー賞3部門(作品、主演男優、脚色)を受賞した。主演のブランドは、映画界に蔓延する人種差別を非難して受賞を拒否した。このあと、『ゴッドファーザー PARTⅡ』(1974年、アカデミー賞6部門受賞)、「PARTⅢ」(1990)が製作され、大好評になった。
 ニーノ・ロータ作曲の「愛のテーマ」は世界的に大ヒットした。この三部作、特に「PARTⅡ」は、日本の映画界の専門家からも、心に残る作品と称されている。
☆次回は、4月7日(金)『舞踏会の手帖』(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督)です。

2017年2月26日 (日)

2月26日(日)名画をみる会『雲流るる果てに』

◇213回 名画をみる会『雲流るる果てに』(1953年、重宗プロ=新世紀映画)

監督:家城巳代治 
脚本:家城巳代治・八木保太郎
音楽:芥川也寸志
出演:鶴田浩二、木村功、高原駿雄、岡田英次、山岡久乃、山田五十鈴
日時:2月26日(日)2:00~4:30 pm

原作は、海軍飛行専修予備学生として出陣して亡くなった青年たちの遺稿集である。レッドパージにより松竹を追放された家城巳代治監督の復帰第一作。
1945年、本土南端にある特別攻撃隊基地では命を棄てる覚悟をした若者たちが、今生の思い出となるべき日々を過ごしていた。勇ましく死を覚悟しながら、世に残す者たちに対する愛着や未練が彼らを包み込んでしまう。やがて仲間がひとりひとり大空へ向かって飛び立っていく。
家城監督は、最後まで戦争で死ぬことの意味を求めて悩んでいた若者の姿を見事にとらえている。
ぜひ観ていただきたい作品です。
☆次回は、3月31日(金)、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』です。

2017年1月22日 (日)

1月22日(日)名画をみる会『ブルックリン横丁』

◇212回 名画をみる会『ブルックリン横丁』
(1945年、アメリカ・フォックス、129分)

監督:エリア・カザン
原作:べティ・スミス
出演:ドロシー・マクガイヤ、ジェームス・ダン、ペギー・アン・ガーナ―
日時:1月22日(日)2:00pm

『エデンの東』『波止場』のエリア・カザン監督のハリウッド第一作。マーロン・ブランド、ジェームス・ディーンの育ての親。生まれはオスマン帝国時のイスタンブールで、ギリシャ人の家庭で生まれた。ギリシャ・オスマン戦争で、4歳時にアメリカへ移住。
 物語は、ニューヨークの貧しいブルックリン地区のアパートに住むノーラン一家を描く。酒好きの人のいい父親。娘や息子は、口うるさい母親より父親が好きだ。父の病死、母の再婚、一家にはあわただしい日々が続く。
☆次回(213回)は、2月26日(日)、家城巳代治監督の『雲流るる果てに』です。

2016年12月18日 (日)

12月18日(日)名画をみる会『浮草』

◇211回名画をみる会『浮草』 (1959年、大映京都)

監督:小津安二郎
脚本:野田高悟、小津安二郎
撮影:宮川一夫 音楽:斎藤高順
出演・中村鴈治郎、京マチ子、杉村春子、若尾文子、川口浩、笠智衆、野添ひとみ
日時:12月18日(日)2:00pm

 小津安二郎監督が、1934年に撮った『浮草物語』をリメイクしたもので、松竹ではなく大映で製作した。
旅一座の座長が、昔の女と息子のいる田舎町まで巡業に出かけたところから始まる人情劇。小津監督としては、撮影を宮川一夫が担当するのも大いに異色で、そのせいか、従来の小津作品に顕著な淡々とした味わいとは微妙に違い、どこか熱く、情念をつのらせる仕上がりになっているのも、ユニークである。中村鴈治郎、杉村春子、京マチ子の演技が秀逸。
☆次回は、1月22日(日)、エリア・カザン監督のアメリカ映画『ブルックリン横丁』です。

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